コンシェルジュノート

2015/09/15 コンサルタントコラム

お金をかけない集客力アップの方法 第3回

2. 地域資源の活用

地域の視点からホテル旅館の資源を活用した集客力向上の方向性である。つまり、地域資源を活用した商品を販売して集客する方法である。地域にはかけがいのない資源がたくさんある。これらをいかに自館の集客に活かすかという事であるが、これについては下記のように考える。

 

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まず、館外で楽しめる地域資源としてハードな地域資源として「体験」が、ソフトな地域資源として「散策」がある。「体験」とは地域にある農業や漁業などを体験するプランづくりである。「散策」については、プランにはなりにくいものの他館との差別化として自然やヒーリングスポットなどの散策を売りにすることができる。

次に、館内で楽しむ地域資源としてハードな地域資源である地域に根ざす伝統工芸品や自然をモチーフにした絵画等の芸術作品の活用である。一方、ソフトな地域資源である文化等に触れる楽しみも作れる。工芸品作成や絵画鑑賞などはプランづくりに反映できるだろうし、文化に触れる楽しみなどは、プランにはしにくいものの、他館との差別化の要因にはなり得る。

上記のような考え方で地域資源を活用して自社の商品や売りを明確にして販売していく事ができるのである。