コンシェルジュノート

2016/10/11 コンサルタントコラム

目標設定の5つのポイント

人材定着のためには、従業員のモチベーションを高く維持することが重要な要素
の一つです。
この「やる気」を作り出すためには、適切な「目標設定」が重要です。
定期的に、適切な目標設定を実施し、「やりがい」を意識的に作ることが必要で
す。

今回は、目標設定に重要な5つのポイントを記載します。

■ 目標設定の5つのポイント
目標設定をする際には、以下の5つのポイントを意識して決めていきましょう。

□具体的に
誰が、何を、いつ、どのようにやるのかという5W1Hを明確に決めることが必要
です。例えば「みんなでがんばって改善する」と決めても、実際に何をやるか
という具体的なアクションまで結びつきません。

□数値化する
客観的に測定可能な数値で表現することが重要です。例えば、「工場との連絡
を密にとるようにして、納期を管理する」と決めたとしても、振り返った時に
よかったのか・悪かったのか、できたのか・できなかったのかが判断できませ
ん。

□達成可能な設定に
実際に達成できそうな目標することです。目標を実行するメンバーが「到底で
きそうもない。無茶な目標だ」と思ってしまうとモチベーションが下がり、実
行に移らなくなりがちです。「絶対に達成する」という気持ちがあるか、少な
くとも達成できそうな客観的な指標があることが必要です。

□成果となるか
その目標を達成したとき、成果がでるということが必要です。その目標は何の
ためにやるのかという目的でもあります。

□期限は決まっているか
いつまでに実行するのかということです。目標は必ず「期限」が必要です。あ
りがちなのが「近日中に」や「近い将来」といった曖昧な表現です。これでは、
結局のところいつ振り返っていいのかわからず、延々と先送りされてしまいま
す。

5つのポイントを意識して目標設定を行うことで、ぼんやりとした曖昧な状態を
さけることができます。従業員との定期的な面談を実施し、これらの共通認識を
持つことで、従業員のモチベーションを維持します。